〜脳が無意識に学習した誤作動記憶を健全な記憶に書き換える施術〜
PCRT(心身条件反射療法)とは?
PCRT(心身条件反射療法)は、脳が無意識に学習した「誤作動記憶」を健全な記憶に書き換える施術法です。
私たちの脳は、食べ物・気温・言葉・ストレスなど、さまざまな情報を学習し、適応していきます。
しかし、ストレスや思い込みにより脳が誤った反応を記憶すると、慢性的な痛みや不調が生じることがあります。
例えば、「雨の日に頭痛がする」という現象は、脳が「雨=低気圧=頭痛」と誤って学習した結果です。こうした誤作動記憶が不調の原因となるため、PCRTでは、身体の不調を単なる身体的な問題ではなく、「脳と体、環境との関係性の乱れ」として捉えます。
PCRTの特徴
- 慢性症状や繰り返す痛みの根本原因にアプローチ
- ストレスや無意識の思い込みが体に与える影響を調整
- 脳の誤作動をリセットし、自然な回復力を引き出す
ストレスや過去の経験が影響し、知らず知らずのうちに身体が不調を記憶していることがあります。PCRTは、その記憶をリセットし、本来の健康な状態へと導く施術です。
心身相関関係とは?
心と体は密接に関係しています。脳がストレスを受けると、体にさまざまな影響が生じます。
例えば、以下のような経験はありませんか?
- 緊張すると膝が震える
- 恐怖を感じると鳥肌が立つ
- 怒りで血圧が上がる
- ストレスで胃が痛くなる
逆に、
- 安心すると肩の力が抜ける
- 嬉しいと自然と笑顔になる
- リラックスすると体の力が抜ける
このように、心の状態が体に反映されることを「心身相関関係」と言います。
誤作動信号と誤作動記憶
誤作動信号とは、ストレスを受けた脳が体に間違った信号を送ることです。例えば、筋肉を緩めるべきときに過剰に緊張させてしまうなどの現象がこれに当たります。
誤作動記憶は、この誤作動信号が繰り返されることで、脳が間違った反応を固定化してしまうことです。例えば、幻肢痛(切断された手足が痛む現象)は、過去の痛みの記憶が誤作動記憶として残っている例のひとつです。
慢性症状の痛みと脳の関係
慢性症状の多くは、脳がストレスを受けることで身体に過緊張の信号を送り続けた結果として生じます。これは「機能障害」と呼ばれる状態であり、全身の動きが悪くなるため、痛みが拡がったり、免疫力が低下して体調不良を引き起こすこともあります。
機能障害を解決することが重要
急性でも慢性でも、痛みを根本から解決するためには「機能障害を改善する」ことが必要です。鎮痛剤などで一時的に痛みを抑えても、機能障害が改善されなければ、痛みの根本的な解決にはなりません。
また、機能障害を放置すると、変形や重症化につながる可能性があります。PCRTでは、筋肉の働きを改善し、誤作動記憶をリセットすることで、機能障害を軽減し、自然な回復を促します。
まとめ
PCRT(心身条件反射療法)は、単に身体の痛みを取り除くだけでなく、脳が誤って記憶した不調のパターンを正常な状態へと書き換える治療法です。心と体のバランスを整え、自然な回復力を引き出すことで、慢性症状やストレスによる不調を改善し、健康な状態へと導きます。
施術方法について
施術のポイントは刺激です。
私たちの施術では、検査刺激を加えて誤作動信号を引き出し、その反応を見て調整刺激を加えることで、誤作動信号を健全な信号に切り替えていきます。
施術における刺激と感覚の重要性
私たちの体は、常に音・光・気温など様々な刺激を受けています。会話や読書などの「情報刺激」も含め、これらの刺激はすべて「信号」として体に影響を与えます。
施術においても、適切な刺激を用いることが重要であり、体の反応を見極めながら進める必要があります。
五感と八識の視点
人の感覚には、以下の五感が備わっています。
- 視覚(見る)
- 聴覚(聞く)
- 嗅覚(匂いを感じる)
- 味覚(味を感じる)
- 触覚(触れる・圧・温度を感じる)
さらに、仏教の唯識思想には「八識」という考え方があり、五感に加えて以下の3つが含まれます。
- 意識(思考・判断)
- 自我意識(無意識下の自己認識)
- 無意識(深層意識・記憶の蓄積)
日常では、五感への刺激だけでなく、意識や無意識にも様々な影響を受けています。
施術における刺激の種類
施術では、体の状態を見極めながら、適切な刺激を与えることが大切です。刺激には以下の2種類があります。
- 検査のための刺激(体の反応を確かめる)
- 調整のための刺激(体を整える)
これらの刺激を、五感や八識のどこにどのように与えるかを見極めながら施術を進めていきます。
体に聞く検査
誤作動信号があると、体に緊張や脱力が生じます。
(例えると、傷があるところを触ると力が入ったり、反射的に逃げようとする反応)
これらの反応を基に、施術ポイントを見極めて調整します。
施術者の主観で施術を進めると、体が求めていない調整が行われる可能性があります。
その結果、症状が変わらなかったり、悪化することもあります。
当院では、体の反応に従いながら施術を行い、患者様と施術者が協力して症状の改善を目指します。
検査方法について
当院では、あなたの体を検査道具として使用し、誤作動信号を特定していきます。
1. レッグテスト
あなたの足を使い、「足がズレるか、揃うか」の反応を見る検査方法です。
- 検査刺激に誤作動信号があると、体が緊張したり機能が低下し、その結果、足がズレたり揃ったりします。
2. マッスルテスト
あなたの体を使い、「力が入るか、入らないか」の反応を見る検査方法です。
- 足や腕を使い、誤作動信号があると力が入らなくなります。
- これは力比べではなく、軽い抵抗で反応を確認します。
3. アイソレーションテスト
特定の動作を行い、その際の反応を検査する方法です。
患者さんが動くことによって起こる反応を調べる検査をアイソレーションテストと言います。
検査刺激の種類と調整
1. 直接刺激(軽く叩く・押す・引く・圧迫など)
施術者が筋肉、関節、骨、靭帯などに直接刺激を入れ、体の反応を確認します。
この組織の特定がとても重要です。
腰が痛いと言っても、骨の問題なのか、筋肉の問題なのか、それとも他の原因があるかを特定しないと、本当に悪いところを治すことはできません。
2. 視覚による無意識を引き出す検査
感情・価値観・信念・記憶に関連したキーワードが書かれたチャートを見てもらいます。
チャートを見ながら検査することで、無意識の心にアクセスし、心の誤作動信号を特定します。
言葉はエネルギーを持つ刺激です。
「好き」と「嫌い」、「晴れ」と「雨」これだけでも人の心は動きます。
さらにいうと♡マークと☠️マークでも同様です。
これらの刺激情報に対して、あなたがどのように反応するかを調べる検査です。
3. 質問による検査と治療
チャートで特定されたキーワードを基に質問を行い、無意識の心の問題を深掘りしていきます。
キーワードには例えば、
『警戒心』『執着心』『犠牲心』『競争心』など人の心理に関係したものがあります。
術者:「体が犠牲心で反応していますが、思い当たることはありますか?」
患者:「それはどういう意味ですか?」
術者:「例えば自分が我慢すべきとか、犠牲になるべきという心の動きです」
患者:「もしかしたら、家族のために自分はやりたいことを我慢して、犠牲になるべきと考えているかも しれません」
術者:「それが反応していますが、もっと深い無意識に反応しています。それをすべきと考えた経緯はなんですか」
患者:「母がそうだったからです。常に母のそういう姿を見ていました。だから自分もそうしなければいけないと感じていました」
術者:「それ以上は反応していません。それが自分を苦しめていたストレスの原因です」
というふうに、自分では感じていない無意識のストレスの原因を見つけていきます。
4. 記憶されたイメージによる検査とアップデート
症状が出る場面やキーワードからイメージしてもらい、その反応を確認する方法です。
例:腹痛に悩むクライアント
術者:「お腹が痛くなるのはどんな時ですか?」
患者:「朝起きて、仕事に行く前によく出ます。」
術者:「その場面をイメージしてください。」
このように、症状が出る場面を特定し、誤作動信号の有無を確認します。
また症状に対して意味付けされている場合もあり、『お腹痛かった時に仕事を休めた上に、奥さんが優しかった』などのメリットが記憶されて、症状が起こることもあります。
そう言った無意識に持ってしまった疾病利得も誤作動信号です。
自己治癒力を高める
体を健康にするのは、どんなに素晴らしい治療でも、薬でもありません。
あくまでも一人ひとりが持つ、自己治癒力・回復力です。
生体が外部や内部の変化に対して、生命維持に必要な生理機能を一定に保つ仕組みをホメオスタシス(生体恒常性)と言います。
骨折したり、病気になっても生体は治るシステムを持っています。
治癒力や回復力が正常に働いていれば、傷は必ず塞がりますし、骨折もくっつきます。
それに伴う痛みだって回復するはずです。
慢性的な痛みや症状は、組織の異常ではなく、痛みの「誤作動信号」と「誤作動記憶」がストレス情報と絡んでしまうことで引き起こされます。
それに本人が気が付くことで、脳のシステムは正常に作動し、回復に向かうようになるのです。
動画説明
【参考記事】
ライフコンパスアカデミー PCRT(心身条件反射療法) ホームページ引用
【参考記事】
ライフコンパスアカデミー PCRT(心身条件反射療法) ホームページ引用
