30代の女性、病院の検査技師として働く患者さんが腰の痛みを訴えて来院されました。
詳細な検査の結果、仙腸関節の軟骨系にエラーが見つかり、アクティベータによる施術で神経関節機能障害を改善。
しかし、それでもなおメンタル面の誤作動が残っていました。
PCRTによる検査では、仕事に関連する『警戒心』というキーワードが反応しました。
彼女は4月から出産後の育休を終えて仕事復帰する予定でしたが、そのタイミングで、尊敬し頼りにしていた先輩が産休に入ることが決まっていました。
そのため、自分が責任者にならなければならないのではないかという不安を抱えていました。
さらに掘り下げていくと、『執着心』というキーワードにも反応がありました。
この執着心は、仕事の判断を確認してもらっていた先輩への強い依存心に由来していました。
その結果、仕事復帰を意識し始めた2か月前から精神的な余裕を失い、家庭でも些細なことにイライラし、旦那さんに当たってしまうことが増えたそうです。
予期不安がもたらす影響
仕事復帰を控えるママたちには、こうした不安がよく見られます。
- 子どもはちゃんと起きて準備できるだろうか?
- 旦那は家事を協力してくれるだろうか?
- ブランクがある中で、仕事をうまくこなせるだろうか?
こうした予測が悪い方向に膨らむことで、脳が緊張し、身体的不調へとつながるのです。
そして、多くの場合、実際に始まってみると案外なんとかなるもの。
それなのに、想像の中では必要以上に不安を増幅させてしまいます。
この患者さんも、最初は旦那さんへのストレスが原因だと思っていました。
しかし、実際には仕事復帰に対する不安から余裕を失い、その影響で旦那さんにイライラをぶつけていたことに気づき、納得されました。
予期不安を乗り越えるために
人によって思考のクセは異なりますが、不調を抱えやすい人は悪い想像を膨らませる傾向があるようです。 例えば、飛行機に乗れない人は、
- 飛行機が落ちるのではないか?
- トラブルが起きたら逃げられないのではないか?
- 狭い機内でトイレに行きたくなったらどうしよう?
と、目的地での楽しみよりも不安に意識を向けがちです。
このような思考のクセを変えるためには、
- 「なんとかなるかも?」
- 「きっと大丈夫!」 と、少し楽観的に考える訓練が必要かもしれません。
不安が強くなる前に、一度自分の思考を見つめ直し、悪い想像ではなく、ポジティブな未来に目を向けてみることが大切です。



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